カラーミーテンプレートをカスタマイズする前に確認しておきたいこと

カラーミーテンプレート カスタマイズ

カラーミーショップのテンプレートをカスタマイズしたい、カテゴリー(商品一覧)ごとに画像を入れたい、スライダー形式の画像を入れたい、、など思われた時にどのようなカスタマイズが必要になるのでしょう。今回はそんなお悩みを持つ「初心者さん」に向けてのお話です。

※閲覧いただく環境やタイミング等によっては、情報が異なる場合がございます。ご了承ください。

カラーミーショップ/標準機能の確認

カラーミーショップのテンプレートは、それなりに知識がないとカスタマイズする場合、大変苦労します。
なので、まずカラーミーショップで出来ることを確認しておく必要があるんです。
日々、カラーミーさんも進化しているので「数年前はできなかったことが、今はできる」ってことも意外とあります。

例えば、以下は当方にこれまでお問い合わせ頂いた内容です。

  • カテゴリー(商品一覧)ごとに別の画像を表示したい
  • トップページにスライダー画像(左から右に流れるような画像)を表示したい
  • フリーページに買い物カゴ(カート)を設置したい

など。

実は、これらすべて標準機能を活用することで対応できます。
それぞれについては、以降で触れていきたいと思います。

カテゴリー(商品一覧)ごとに別の画像を表示したい

一昔前では、条件分岐等をしないとカテゴリーごとに画像を表示することはできませんでした。
ですが、今は「カテゴリー編集のフリースペース」に画像を入れるだけで、表示することができます。

カラーミー カテゴリー フリースペース

この機能は、カテゴリー(大)だけでなく、小カテゴリーも可能です。
もちろん画像だけでなく、文字も入れられるので、カテゴリーページを少し作り込みたい場合も有効です。

トップページにスライダー画像を表示したい

カラーミーショップには、スライドショーという機能が装備されているので、わざわざ実装する必要はありません。
これは初心者さんには使いやすいので、とっても便利です。
画像のアップロードや差し替えも簡単なので、運営が楽になります。

「ショップ作成→デザイン→スライドショー」

カラーミースライドショー

当方にご依頼いただいたお客様にも、案内させていただくことがあります。
やはり運営者さん自身で更新ができたほうが、ネットショップは伸びます。

フリーページに買い物カゴ(カート)を設置したい

カラーミーショップには、フリーページという機能があります。
これを使うことで、オリジナルの特集ページなどが作成できます。
(HTMLやCSSなどのスキルが必要です)

中には、ランディングページ(LP)のような使い方をする場合がありますが、そんな時は商品ページに飛ばさず、直接カートボタンを設置したいケースも考えられます。

どこでもカラーミー

カートに入れるボタン付きで商品紹介できるのが「どこでもカラーミー(カートJS機能)」です。

使い方はとってもシンプルです。
商品登録をした上で、商品編集ページの右上あたりにある「どこでもカラーミー(カートJS機能)」をクリックします。

カラーミー商品編集画面

すると、以下のようなページが開かれるので、商品名や商品価格などの表示設定後、赤枠部分をコピーして、フリーページに貼り付けるだけです。

カートJSのコードをコピー

フリーページに貼り付けた場合のサンプルイメージが以下となります。

どこでもカラーミーでカートボタンを設置

ご注意事項

上記で紹介させて頂いた内容(どこでもカラーミーを除く)は、古いテンプレート(初めにダウンロードした時期)を使用している場合は、表示されないことがあるので、その場合はテンプレートを新たにダウンロードするか、適宜「独自タグ」を入れます。

古いテンプレートを使っている場合

前述の通り、古いテンプレートを使ってしまっている場合、その後にカラーミーで追加された機能がテンプレートに反映されておらず、表示されないケースがあります。
そんな時は、再度テンプレートをダウンロードし適用することで解決できます。

すでにテンプレートをいじっている場合

現在使用しているテンプレートの中身をすでにいじっている(何らかのカスタマイズ等)をしている場合は、再度テンプレートをダウンロードしてもそのまま使用することはできません。

そのため、既存のテンプレートを元に、追加された機能が表示できるようにカスタマイズする必要があります。
このあたりは、カラーミーショップの独自タグや公式マニュアル等を参考にします。

カラーミーショップはそのままでも運用できる!?

カラーミーショップは、楽天ショップやヤフーショッピングなどに比べると、カスタマイズ性に優れており、幅広いデザインのショップを作成しやすいサービスではありますが、初心者さんの長期運用を考えると、あまりカスタマイズしすぎるのもよくありません。

カスタマイズするということは、それだけ「中身をいじる=複雑」になるということです。
複雑になるとどうしても更新や編集の手間が増えてきますので、初心者さんがご自身で編集等される場合、多くの時間を費やしてしまう可能性があります。

カラーミーは、もともと初心者さんでも運営しやすいような仕組みになっているので、カスタマイズせずとも、そのままで十分運営は可能です。
ショップを運営する中で、どうしても◯◯のような機能が必要、ということであればサービスそのものを検討しなければいけない可能性(カスタマイズ等で改善できない場合)もあります。

いつ仕様が変更になるかわからないリスク

最後に、カラーミーショップ自体の仕様変更によるリスクの問題です。
これはカラーミーに限らず、どのネットショップ作成サービスにもいえることですが、仕様によって「できること・できないこと」が変わってきます。

ただ、この仕様もずっと同じとは限りません。
月日を重ねることで変更になることがあります。

例えば、以前カラーミーでは、「fetch(フェッチ)」が使えていました。
fetchとは、テンプレートの出力を返すSmartyの関数です。
使いみちとしては、例えば、外部のブログ記事などをカラーミーショップに出力する時に使います。

とっても便利なものだったので、カスタマイズ時には使用していましたが、カラーミーの方針で使用できなくなりました。(正確には、カラーミーショップのFTPオプション内にあるファイルなら使用可)
代替案としては、iframeやJSが挙げられます。

カスタマイズをしていると、いつ何時、このような仕様の変更で代替案を考えたり、場合によっては諦めなければいけない状況も出てきます。

このあたりは臨機応変に対応していくしかありませんが、どうしても必要な場合はカスタマイズし、それ以外はできるだけカラーミーショップの機能を活かすことが、長期安定してネットショップを運営できるコツかもしれません。

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